環境性能

LPG車は排気ガス中に黒煙・SPMがなく、低NOx。CO2排出量もガソリン車より約10%低いクリーンなクルマです。

自動車の環境問題

自動車の環境問題

健康を脅かす自動車の排気ガス

大きな2つの問題

都市部では車の排気ガスによる大気汚染、特に黒煙・SPM・NOxで人々の健康が損なわれ、重大な環境問題になっています。
また車の燃料として使われているガソリンや軽油は、燃焼させたときに発生する二酸化炭素量(CO2)が最も多いエネルギーです。
この二酸化炭素の増加が地球温暖化の大きな原因になっています。
そこで、これらの問題を解決するクリーンエネルギーが求められているのです。

黒煙・SPM・NOxによる地域環境悪化、CO2による地球温暖化

天然ガスと同じクリーンエネルギー

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LPガスは油田からもガス田からも摂取されます

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窒素酸化物(NOx)

長期的な影響として呼吸器に害を与えます。また、眼やのどに痛みを引き起こす光化学スモッグの原因にもなるのです。

黒煙・浮遊粒子状物質(SPM)

大気中に浮遊している微粒子。呼吸器に悪影響を与えるだけでなく、発ガン性などを示す研究もあります。

炭化水素(HC)

窒素酸化物と反応してオキシダント(Ox)を生成し、光化学スモッグの原因となります。

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もし、ちがっていたら・・・

もし、ちがっていたら・・・

1年で1880トンの黒煙

もし全国のタクシーが全てディーゼル車だと・・・

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タクシーに使われる車両のディーゼル車が排出する黒煙の量を計算すると、なんと1年間に1880トンもの黒煙が排出されることになります。

  • 【1】1km走行当りの黒煙・SPM排出量=0.08g
  • 【2】 タクシーの1日の走行距離=約280km/日
  • 【3】 全国のタクシーの総台数=約230,000台
  • 【4】 稼動時間 年中無休365日
  • 【1】×【2】×【3】×【4】=0.08g×280km×230,000台×365日=1880トン
なぜタクシーはLPG車?

日本のタクシーがLPG車に替わり始めたのは昭和38年。
その頃のタクシーはほとんどガソリン車。
LPG車に替え始めたのは燃料コストが安いことからでした。
昭和40年頃には都市部のタクシーのほとんどがLPGタクシーになりました。
燃料コストを追求した結果が、クリーンな排ガスのLPGタクシーの誕生になったのです。

LPGタクシーの排出ガス(10・15モード)

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クリーンな排気ガス

ディーゼル車1台から排出される黒煙・SPMは1年で8kg。
100台では、約1トンという膨大な量になります。
これが、黒煙の排出量ゼロのLPG車では、100台でも黒煙はゼロなのです。
海外のタクシーはほとんどがディーゼル車。
このため、大きな環境問題を引き起こしているのです。

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排気ガス性能の比較表

A.排気ガス比較
(1)2トン積載クラス・トラック

排出ガスCO濃度

排出ガスHC濃度

排出ガスNOX濃度

[註]
  • 同一エンジン/同一排気量のトヨタ製ダイナ2トン積載標準車で比較(GVW3.5ton超)
  • 測定モードは、13モードによる[g/KWh]値
  • トヨタ社内測定による運輸省改造申請値
  • H13年度規制は平均値
 COHCNOx
H13規制160.581.40
LPG車100.140.09
CNG車90.160.49
GE車310.670.59
DE車2.71.004.20

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(2)2500cc乗用車

排出ガスCO濃度

排出ガスHC濃度

排出ガスNOX濃度

[註]
  • ボルボ製V70/98年モデル・5気筒10バルブのエンジンで比較
  • 測定モードは、10・15モードによる[g/km]値
  • 運輸省改造申請値
  • H12年度規制は平均値
 COHCNOx
H12規制0.670.080.08
LPG車0.040.020.05
CNG車0.140.130.05
GE車0.080.060.06

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(3)2000cc乗用車

排出ガスCO濃度

排出ガスHC濃度

排出ガスNOX濃度

[註]
  • トヨタクラウン2000ccエンジンで比較
  • 測定モードは、10・15モードによる[g/km]値
  • 運輸省申請値、運輸省改造申請値
  • H12年度規制は平均値
 COHCNOx
H12規制0.670.080.08
LPG車0.070.010.01
CNG車0.250.060.04
GE車0.930.140.12

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B.CO2排出率の比較
(1)ボルボ2500cc乗用車による比較

CO2排出率

(2)クラウン2000cc乗用車による比較

CO2排出率度

(3)BMW2000cc乗用車による比較

CO2排出率

[註]
  • 国土交通省改造申請・型式申請値

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環境特性等の現状比較(自動車の使用段階)

 都市大気環境への影響(排出ガス)温室効果ガス エネルギー消費効率石油代替性走行距離
NOxCO、HCPM及び黒煙燃料蒸発ガス(HC)CO2CH4N2O
ディーゼル自動車(比較の基準)×
ガソリン自動車×△~〇
LPG自動車従来型
先進型△~〇△~〇△~〇△~〇△~〇
天然ガス(CNG)自動車
メタノール自動車オットータイプ
ディーゼルタイプ
ハイブリット自動車(ガソリン-電気)パラレルタイプ〇~◎×△~〇
シリーズタイプ〇~◎×△~〇
スプリットタイプ〇~◎×△~〇
ハイブリット自動車(CNG-電気)スプリットタイプ×△~〇
ハイブリット自動車(ディーゼル-電気)パラレルタイプ〇~◎〇~◎〇~◎〇~◎×△~〇
電気自動車
燃料電池自動車水素貯蔵タイプ
燃料改質タイプ◎~☆◎~☆◎~☆△~〇△~〇
DME車ディーゼルタイプ▲~〇
  • 注1.自動車のタイプごとに一般的な場合を想定して比較。
  • 注2.比較はディーゼル自動車を基準(〇)とした場合の相対比較。
    劣る▲→△→○→◎→☆優れる
  • 注3.自動車の使用段階を対象とした比較。
  • 低公害車等排出ガス技術指針策定調査検討会(第二次報告)
    低公害車等排出ガス技術指針策定調査検討会
  • 21世紀初頭における環境自動車(グリーン自動車)の開発普及の方向性
    運輸政策審議会第20回総合部会資料を利用して作成。